2005年05月05日

ステンドグラスへの想い14 アイスランド パート2

Mr.Leifur219.jpg
アイスランドのステンドグラスアーティストMr.Leifur Breidfjord氏と共に

写真の彼は、現在アイスランドを代表するステンドグラスアーティストで、
今回、私達夫婦がアイスランド行きに際して、行く前に手続き等で大変お世話になった人である。
彼に最初あった第一印象は、子供みたいな、汚れのないピュアな目をした人という印象だった。
彼の作品は以前より本などで知っていたが、会ってこそ感じるものがある人の1人だと思う。
彼のレクチャーのタイトル"The spirit of man"
まさに、その言葉通りに、日々作品と向かい合ってるアーティストだと思います。

彼に触れて感じたことは、私にとっては大きい。
彼の作品に向かう姿勢(心)は、常に子供の純粋な心を忘れずに、そして気負わず
民族の魂(spirit)をベースに作品に向かってると聞く…
彼の作品の根底にあるのは、人間子供の精神と思う。
子供の時によく遊んだ凧(カイト)、そして彼の子供達とよく遊んだ凧(カイト)が大好きで、
ケフラビック空港(次の写真)発着ロビーの作品に見られるように
空間に凧(カイト)が浮いている。

Airport293.jpg
ケフラビック空港 発着ロビー 早朝7:00に写す

彼の作品は、凧(カイト)のように浮いてる作品が多い(下記の教会の作品もそうである)
Fixに取り付けてないで、空間に浮かんでいる。
何故か、違和感のない新鮮さを感じさせる作品である。


church234.jpg
レイキャビック郊外の教会 "Fella-og Hola Curch"(この教会では、彼は儀式で使う衣装もデザインしている)

ちなみに、ここに写真はないが、アイスランドを代表する有名なハトルグリムス教会、
高台にある、レイキャビックでひときわ目立つ教会のステンドグラスも、彼の作品である。

church237.jpg

本当に彼の人柄が解る、こころ優しい作品でした。

CIMG0222.JPG
"The National Library" 図書館の中央エントランス階段の作品

彼は、民族の魂を大事にしてると云ったが、
これこそアイスランドの歴史(ヒストリ-)を描いた作品だと聞く、やはり人が中心になっている。
アイスランドには二つの伝説があり、
サガ伝説とエッダ伝説、日本の古事記と日本書紀的な内容と聞く、
彼自身アイスランドをこよなく愛し、そして強く誇りを持っていると感じる。
(このサガ伝説とエッダ伝説は、是非調べたいと思っています。)

.Leifur Breidfjord 氏に今回会って、感じたことは、
私自身が、永年抱いてきたステンドグラスへの想いが、彼と同じだった喜びです。
何が大事か?
彼と会い、また色んな国々の人達と、この度のかかわりの中で、教わった事は数知れない。
24年間ステンドグラスの世界で歩んできて、ステンドグラスへの考えと姿勢は、
言葉で言い尽くせない程、私自身、自問自答してきたつもりです。
しかし、これで良いと思ったことは、ただの一度もない。
自分自身に欠けたものは何か? 大事にすべきものは何か?を
確認できただけでも、ホント大きいと思います。

彼と彼の良き理解者でありマネージャーである夫人から、
お前の作品はビュウティフルで、とても静かな作品」だと
言われたことは、社交辞令だとしても本当に嬉しかったですね。
そう言えば、帰って来てからも、
初めてお会いした方から「あなたの作品はとても静かですね」と同じ事を云われた…
意識して「静かさ」を表現している訳ではないが、
私の作品に、静かな空気を感じて頂けるなら、これは一作家として心から嬉しい言葉だった。


投稿者 TT : 14:08 | コメント (2)