2008年07月15日

ステンドグラスへの想い28 「工房まる」

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 以前、Blogで紹介した若者が運営してる福祉作業所の「工房まる」に
念願のステンドグラスを、やっとこの度取り付けることができた。
5年前からの約束で私の方は創作意欲満々だったのだが、
なかなか主役の「工房まる」からお許しを頂けず、
時間と共に意欲は徐々に低下し、何時しかあきらめてると…
突然、最近になって責任者の某吉田君と樋口君から
入れても良いと言う、お達しがあった。

さて…どういう絵にしようか?
色彩愉しく、メンバーが楽しくなる作品にしようかと考えてると
樋口君が「高見さん、派手にしないでシンプルに作品を創って…」と注文。
シャクに触るから、半ば強制的に息子“としき”の絵を中に入れるからなと言うと
意外にも快く“良いよ”と言ってくれた。

そんなやり取りの中で浮かんだのは「まる」=「円」をモチーフにした絵。
それと何故か時間・「Time」だった。
「工房まる」という世界で過ごす一日一日は、メンバーにとって大切な時間であり、
かけがえのない空間だと思う。
もし息子の“としき”が通っていたらどう思っていただろうか?
「工房まる」には“僕の居場所”があると云っていた本人だから
きっと大切な居場所になっただろうと思う。


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「工房まる」に通うことを願って、志し半ばで適わなかったのだが
吉田君と樋口君のご厚意で、8年目にしてやっと念願の「工房まる」の
仲間に入れて貰えた。  私達夫婦にとって、こんな嬉しいことはない。
仲間のみんなと同じ時間を過ごし、同じ空気を吸い、そして楽しく語らう…
念願だった、みんなと一緒に集える時がやっと来たね。

“としき”が描いた“天使”には、ほど遠いと思うが、
「まる」の仲間達を、温かく見守って欲しいと云う想いを夫婦二人、
 心を込めて創らせて頂いた。


 奇遇にも養護学校の同級生で葬式で弔辞を読んでくれたA君が
今年から「工房まる」の新しい仲間になった。
この縁は何だろうか?
息子の“策”の様な気がして成らないのは、私だけだろうか…
彼の喜ぶ姿が浮かぶようだ。


「工房まる」の紹介

工房まるは心身に障害のあるメンバーが通う、福岡市南区野間にある
無認可の福祉作業所です。
メンバー全員が安定した生活を送ることができるように。
『まる』ではかれらの個性とふれあい、日常的な生活をケアすると同時に、
社会の中でそのチカラを活かせる事や役割を見出すことを目標にしています。
絵画や陶芸といったメンバーの創作活動、作品の販売、ライブや食をテーマにした
イベントなどなど。
工房まるでは障害のある人もそうでない人も、年齢や仕事のジャンルさえも
関係なく、いろいろな人々が集まり、思い思いの疑問やその解決策について
話し合う時間も増えてきました。

こうした集いの中からすくい上げた何気ない日常の会話を軸に、
工房まるは内外のみなさんと意見やアイデアを交換し合い、
社会のちょっとした価値観を心地よく変えるアイデアを楽しみながら
カタチにして、新しい選択肢をつくっていこうと考えています。


☆Blogのリンクから「工房まる」のホームページにつながります。
 是非覗いて見てみて下さい。
 

投稿者 TT : 00:46 | コメント (1)